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あぐりや 清野正子さん

2016.03.31

農産物直売所あぐりやに勤める清野さん。清野さんにとって、地域の人たちが行き交う場所で働くことの意味、そこから感じる新地の人の印象についてお聞きしました。


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◆人と人との心のやり取りがある場で仕事できる幸せ

あぐりやは勤めて10年近くになります。それまでは町内で工場勤めを30年以上していたので、接客の仕事はその時が初めてだったのです。設計図とにらめっこの仕事が長かった分、最初はうまく務まるのかと心配でしたが、今では、いろんな人と交流しながらできるこの仕事を楽しくやっていますし、この仕事ができて幸せです。特にそう思ったのは震災の時。津波で自宅を流されて避難先や仮設住宅での暮らしが続く中で、仕事に打ち込むことで辛い思いを一時でも忘れることができたのはもちろんですが、顔なじみが多いお客さんともお互いに励まし、励まされの交流があったから、今があるのだと思います。産直所は地元の産品の売り買いだけではなく、人と人との心のやりとりがある場所だからいいなと思います。


◆純朴という言葉がぴったりな新地の人の良さ

こうして仕事で町の皆さんと接していて思うのは、新地の人の良さです。素直で自然とした感じは、純朴という言葉がしっくりくるような気がします。民生委員としても活動していて、地域の皆さんの相談ごとに乗ったり、困りごとへの支援をしたりしている中でも感じることは、人の気持ちをまず受け止めることがお互いを支え合うのにいかに大切かということでしょう。新地は小さな町だからこそ、いつまでもそうした思いやりの心を大切にしていきたいですね。


◆訪れる人の印象に残るような景観が広がる新地駅前に

もともと住んでいた中島地区を含めて、新地駅を中心に新しい街ができますね。私たちもそこに自宅を再建することを考えているので、どんな街になるか今から待ち遠しいです。町内外の人が行き交うようになって、賑わいが生まれるといいですね。長野県の小布施という町を旅行した時は、昔ながら、ありのままの景観を大事にしていて、また行きたいと思うほど印象に残っています。新地はまた事情が違いますが、訪れる人がまた来たいと思うような、印象に残る景観が駅前に広がるといいなと思っています。